説明
タイの手織り木綿生地でシンプルなギャザースカートを作りました。
この生地はタイ東北部イサーン地方のコーンケンで織られたものです。
手に入れたのはもう15年ほどは前になるかと思います。布屋になってまだ日も浅い頃に買い付けに出かけ、コーンケン郊外の織りの村にバスとバイタクで到着し、とある小さな工房でこの生地を見つけました。
「模様は鳥ですか?」
「あひるですよ」
「なるほど、見えますねあひるですね」
とご主人と話していると、奥さんが横から慌てたように
「クジャクだってば!」
と訂正を入れてきました。
クジャク? いややはりあひるかニワトリのように見えますが、最初のインパクトが大きかったので私の中では「あひる」ということになりました。
向かい合った「あひる」がダンスをしているような楽しい図柄です。おおらかなイサーンの大地が生んだ絣織り、長い年月を経て初めて服にしました。
グリーンの地に白であひる、赤や黄で花(?)があしらわれています。縦横の色糸をぴったり合わせるのはなかなか技術も根気もいる作業です。こういう絣はイサーンで織られることが激減し、今はほとんど見かけない上、こういった自由で個性的な柄は本当に見なくなりました。
できるだけ生地にハサミを入れたくないので、シンプルな長方形のギャザースカートにしました。ほどけば大きな1枚の布に戻ります。
着丈 75センチ
ウエスト フリー
裾周り 134センチ
自店舗、また、他のクラフトマーケットにも同じものを出しておりますため、売り切れた場合に表示が間に合わないことがあります。どうぞご了承ください。
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