説明
浅間山麓にある工房の庭に自生していたり、育てている木や草で染めた生地だけを使って、いつもの斜めがけかばんを作りました。
生地はタイの手織りヘンプです。最近は入手が困難になりつつある、北タイで作られている大麻布。織ったままの白い布を持ち帰って精錬し、小さめに切り分けてそれぞれを丁寧に染め上げました。
やまざくら、だんこうばい、さんしょう、かりん、やまぐり、藍、マリーゴールド、どんぐり・・・。媒染によって、ひとつの植物から2色、3色と取り出しています。植物を数度に分けて煮出し、染液を合わせながら何度も染める工程を踏んでいます。ここに使った布は数年前に染めたもの、まだ工房に竈が出来ておらず、庭で火を焚いて染めました。
そうして出来上がった小さなパーツを組み合わせて1枚の布にし、接ぎ合わせの縫い代押さえは手縫いで仕上げています。
裏側は北タイの手織りの黒檀染布を使っています。
肩掛けのベルトはタイの手織り黒檀染めに工房でさらにヤマグリ染を重ねたものを使いました。
内部にも1つポケットがあります。
山麓の四季の色がぎゅっと詰まったような、どこにもないかばんになったと思います。
サイズ
横32センチ
タテは上辺から底まで27センチ
ベルト長さ 107センチ
マチ 3.5センチ
ベルト巾 4.2センチ(半分に折っても使えます)
ボタンはインドの木製ボタン
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