説明
ジャワ島の北海岸にある小さな漁村で見つけた手描きのバティックから、お散歩かばんを作りました。
この布はジャワ島の小さな漁村にある工房で求めたもの。職人さんが2人だけの工房では、下絵をボーダー柄以外使わない完全フリーハンドのバティックを製作していました。たまたま別の工房を探して歩いていたら見つけた工房でしたが、そういうフリーハンドの手描きバティックは他ではあまり見かけず、よい場所に出会えたものだと思います。
しっかりした白地の木綿にブルーと明るいグレーで様々な模様が描かれています。訊けばこれらはすべて海の生き物なのだとか。ヒトデ、魚、海藻? エビ? サザエ? タツノオトシゴ? などなど、そう思って見ればそのようにも見えるし、なんとも不思議で楽しいバティックです。真っ昼間にはみんなお昼寝で村が無人のようになる、そんな土地でした。このおおらかさ、伸びやかさは、ほかの産地にはないこの土地だけのもの。豊かなバティックだと思います。
中にものが入っていると自立する程度の接着芯を貼っています。少ししっかりめのかばんになりました。
裏地はミャンマーのロンジ―から取っています。内側にポケットが1つあります。
ボタンはインドの明るい花模様のものにしてみましたが、落ち着いたものの方がよければ、無地のココナツボタンに付け替え可能です。
こちら、たいへんよい生地ではありますが、一部に生地のくすみが見られます。ごくうっすらと茶色く染まっているように見える部分が数か所にあります。言われなければ気付かないレベルかと思いますが、特記事項として記載しておきます。
ただこれにより、パッキリとしたバティックにはならず、少しくすんだような、落ち着いた雰囲気になっているかとも思います。購入した際には、おそらくこのちょっと古いものっぽい雰囲気に惹かれてのことだったかと。
この分で少し価格を低めに設定します。
幅 33.5cm
高さ 29cm
マチ 4cm
持ち手 107cm
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